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『NIAGARA CM SPECIAL』(ナイアガラ CM スペシャル)は日本のミュージシャン、大滝詠一がナイアガラ・レーベルで発表したCM作品集である。 1977年3月25日に発売された『Vol.1』、「SONYだからね。NIAGARAなのね。」の触れ込みで発売された『Vol.2』、さらに、それらを統合再編集し1983年5月21日に発売された『Special issue』がある。『Vol.1』は新曲が追加されて1981年4月1日に『2nd Issue』として発売されている。『Special issue』は再々編集され、1995年3月24日に『NIAGARA CM SPECIAL』(Special Issueの文字が外されたが、シュリンクラップ上に「SPECIAL EDITION」と記されたステッカーが貼られていた)として発売されている。また、2007年3月21日にはオリジナル盤30周年を記念して『Vol.1 3rd Issue 30th Anniversary Edition』が発売された。 レコード時代には一度(『Vol.2』を含めると二度)、CD時代には三度の再発がされており、それぞれ仕様の違う盤が多数存在する。 == 解説 == 現在においても珍しい「CM用の楽曲だけ」を集めたアルバムで、日本で最初期に発売された「CM、ジングル集のレコード」と言われる。ほぼ全ての楽曲が1分にも満たない楽曲で占められているために、収録曲数の割に収録時間は短い。 こういうアルバムは、1950~60年代に数多くのCMソングを歌唱していた楠トシエが『みんなが知ってるコマーシャル・ソング集』を1960年に25cmLPでリリースした程度だった。 しかし、1977年に発売された『Vol.1』は結果としては当時のナイアガラトップセールスを記録している。この成功により、翌1978年にはゴダイゴがCMソングを集めたアルバム『CMソング・グラフィティ』を発売するなど、CMソングをレコード化することが徐々に可能になっていった。音楽界にあたえた影響及び功績は大きい。 CM用の楽曲だけを集めた作品では、2006年にのこいのこが、『のこいのこ大全』というアルバムを発売し、地上波の音楽番組やニュースでも取り上げられるなど大きな話題となった。なおこのアルバムにも、のこいのこの「コメッコ」が収録されている。 また、CMソング集には珍しく、CM未使用曲も収められている。テレビがモノラル放送であった当時においてテレビモノラル用に制作したCMソングをステレオにリミックスしている。大滝曰く「CMソングもちゃんとした作品として発表している」との事である。また「このCMソング制作の時期に培われた音作りが後の作品に活かされている」と言う様な事も言っている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「NIAGARA CM SPECIAL」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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